WEBライター5年目(?)になって思う月5万円を稼ぐために心がけたい3つのこと
「WEBライターの収入が月2~3万円で停滞してる……。」
「せめて月5万円は稼ぎたいなあ……。」
WEBライターをはじめてみたものの、いまいち収入が安定しないってありますよね。
初心者の方はもちろん、WEBライター歴が半年くらいでも、けっこう収入が伸び悩んでいる方が多い印象です。
わたしは、アフィリエイトに興味を持ったことをきっかけに、大学3年生ごろからWEBライティングをはじめて以来もう5年ほどたちます。ここ1〜2年はWEBライティングから離れていたため、5年間きっちりやってきたとは言えません。
2019年の2月から、また案件の受注を再開しました。本業ではなく、副業として、です。
いい機会なので(?)WEBライター5年目のわたしが思う、月5万円を稼ぐために必要な心構え的なサムシングをお伝えします。
副業の方はもちろん、WEBライター初心者の方も、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
記事単価ではなく文字単価、時給1000円を目標に
WEBライティング募集に応募するとき、まず気にしてほしいのが「記事単価ではなく文字単価を見る」ということ。そして、作業時間などを予測して「時給1000円を見込める案件を選ぶ」ということです。
こうすることで、自然と費用対作業を考えられるようになるので、「1日に何時間、何記事を執筆すればいいか」と計画が立てやすく、目標達成までの道筋が見えやすくなります。
最近は
「1記事5000円!」
「1日2記事で月20万円!」
みたいな、おいしそうな募集タイトルがゴロゴロ。
でも、その中身を見てみると「1文字0.5円」とか「1記事10000文字」とか、明らかに割りに合わないんです。大学生のレポートでも1万文字なんて書かないよ。知らんけど(わたしは書いたことない)。
さらに「慣れれば1記事あたり2時間程度で書けちゃいます!」なんて、ビギナーを煽るようなことを言う。
5000円÷2=2500円
単純な計算はこう。
でも、ぶっちゃけ慣れるまでどのくらいかかるのさ? っていう話です。しかも、慣れたところで1時間で5000文字も書ける? わたしは書けない。ブラインドタッチもできますが、どうしても考えながらのタイピングだと2000文字前後が限界です。
(5000文字を2時間で書かせるような運営者がいるから、どのメディアも似たり寄ったりになるんだよなあ……、と感じているのは、また別のお話。)
初心者でどんなにタイピングが早くても、あれこれ考えながらだと1時間に1000文字くらいが限度。そうすると、5000文字を書くのに5時間。仮に文字単価0.5円だとすると、時給500円です。うえ。普通にアルバイトしたほうが全然いい。
とはいえ、どうしても外へ出て働けないという人もいるでしょう。
なので、文字単価が0.5円なら、最初は1記事2000〜3000文字の案件から取り組むのがベター。それくらいなら、慣れてくれば1時間くらいで書けるようになるので、時給1000円ペースが実現しやすくなります。
初心者でもライティングに自信がある方や半年前後WEBライターとして活動されている方は、同じ記事ボリュームでも文字単価1円の案件を狙ってみてくださいね。
案件を見極め、迷ったらまず提案!
これはもう数を打って当てていきましょう(雑)。
ただ、先述した「文字単価」と「時給1000円」のほかに、募集要項からわかるようであれば
- 一定量の発注があるかどうか
- 継続的な発注が見込めそうか
という点を把握しておくことが重要です。
1記事2000文字・1文字2円の案件があったとします。しかし、発注ペースが1週間に1回とか1ヵ月に1回では1万円も稼げないわけです。
また、同様の案件でも「今月30記事で完了」という場合。その月は6万円の収入につながりますが、それっきりの可能性もありますよね。
わたしたちが欲しいのは、“ある程度の金額”の“継続的な収入”のはず。上記の2点をなくして、月5万円を達成するのは難しいでしょう。
単発の案件をコンスタントに見つけて受けていくスタイルもアリっちゃアリです。WEBライターの活動に注力できる方はそれもよし。
でも、あっちこっちのクライアントとやりとりしなければならないのは、わたしのように本業がある方には向きません。本業と副業で頭がとっちらかって気疲れしてしまい、せっかくの休日も心が休まらず体調を崩すはめになります(経験談)。タフな人ならいいじゃないかな!(投げやり)
要するに、案件募集の時点で案件の規模はきちんとチェックしておきましょうということです。「質がよければ継続的にお願いしたいです」「よさそうな方であれば継続してお願いする予定です」みたいに書かれていたらOK。
このような記載がなくても、やってみたらけっこうな規模の案件だったというケースもあるので、やはり物は試しってところは拭えませんね。
いい感じの案件を見つけても「自分の実績では採用されないかもしれない。そしたら落ち込むな……。」と思う気持ちもわかります。
けど、数年WEBライターをやってきちんと文章が書けていても、提案文からにじみ出るその人の雰囲気がアレとか、これまでの実績を見てテイストが違うなどの理由で、採用されないケースもあったりします。
その点、逆に経験が少なく業界に染まりきっていないほうが採用されやすかったりもするんです。注文や修正など素直に受け取ってくれる方が多いので、指導者もやりやすさを感じます。
募集要項を見て、それに沿った提案文がきちんと書けるなら、気になる案件は片っ端から応募してみましょう。案ずるより生むが易し!
最終的に受注先は絞っていく
最初は数を打って受けられる案件は受けていくスタイルから、次は案件をこなしながらそのクライアントの動きを把握して、受注先を絞っていきましょう。
判断基準として「自分がやりやすいかどうか」が重要ですが、ここは人によって感じかたが異なるので、わたしの設けている基準をお話します。
クライアントのレスポンスが速い
質問をしたときに、その回答が速いかどうかはけっこう重要。
とくに着手し始めたころは、レギュレーションなどで疑問に思う点がたくさん出てくるはず。解決しないと「本当にこの進めかたでいいのかな?」って記事を書く以外の雑念が出てきてしまい、執筆スピードが落ちてしまいます。
答えないほうが悪いとマイペースに進めるのもいいですが、クライアントによっては後出しで修正依頼を出してくるところも。しかも、だいたいその修正に対応しないと完納にならず、報酬として換算されないケースが多いため、対応せざるを得ないわけです。効率が悪い。
なので、疑問点を事前に・スムーズに解決できる体制が、クライアント側で整っているかどうかは非常に大事なポイントです。
業務外の注文が出てくる
まれに、ライティングだけって書いてあったから応募したのに、フタを開けたらワードプレスに装飾つきで入稿しないといけないとか、画像を何枚か探さないといけないとか、募集時に記載のなかった業務を追加で注文してくるクライアントがいます。
その分を金額で上乗せしてくれるならいいですが、報酬据え置きで依頼されるパターンも少なくないです。意味不明。
仕事がなくなると思うと、どうしても簡単には断れない方もいるでしょうが、きちんと「できない」と言い切りましょう。それなら仕事はあげられません、というならそれはブラッククライアントなので、逆に縁が切れることを喜んでください。
イヤイヤ続けることになればいずれにしろ辛いので、次に行っちゃっいましょう。
媛の2019年3月度の実績と受注案件の例
【CW】クライアントM様(執筆・編集・構成)
育児・子育てメディア
約10,000円
【CW】クライアントL様(編集)3000円/記事
おすすめ商品を紹介するメディア
約60,000円
【直接】クライアントY様(執筆)約1.2円/文字
特定の美容商品を紹介するサイト
※サイトテンプレートへの流し込み・画像編集作業込
約8,000円
【直接】クライアントK様(執筆)1.2円/文字
特定の美容商品を紹介するサイト
約5,000円
合計:約83,000円
案件の受注を再開したのが2月末からなので、それでこの収入はいいほうだと思います。入金ベースでどうなるかはまだわかりませんが、5万円は確定でしょう。
「受注先を絞る」という点から見ると、今後M様はお断りさせていただく可能性が高いです。
こちらのスキルを買って、さまざまな業務を任せていただけるのは非常にありがたいのですが、スタートアップのメディアでほかの外注さんとの連携が取れておらず、依頼が来るタイミングにムラがありすぎるのが難点です。
ちなみに、直接依頼をくださっているクライアント様は、もともとはクラウドソーシングで出会いました。
いろいろとよくしてくださっている方々なので、こういうクライアント様にはもっと尽力したいなって思います。あんまり受注できなくてすみません……。
あと、WEBライターの話してるのにそんなにライティングしてなくてごめんなさいって気持ちです。だって1から書くの疲れるんだもん(!)
わたしとしては、本業にプラス月10万円はほしいので、もう少し業務の効率化を図って収入を増やしたいと思ってます。5年目ですし、時給2000円をめやすに50時間(平日の夜3時間程度)の案件量を維持していきたいですね。